発売当時定価12万円だった。
本格は一眼レフでお手軽はコンパクトカメラという棲み分けを覆した
エポックメイキング的カメラだ。チタンという高級素材を身にまとい、
ゾナーという眼を与えられ、絞りを自分で選べてマニュアルフォーカスも可能。
写真にうるさい人でも納得の装備が備わっている。
いわゆる「高級コンパクトカメラ」という市場を切り開き、作り上げたカメラなのだ。
若造よ、「マーケティング」というのはこうゆうことをやるのじゃ!というお手本のような。

このカメラの成功を追ってニコン、ミノルタ、コニカ、リコー、果てはライカまでもが
この亜流を作った。

1984年にコンタックスTがあったが
高額であったこととピント合わせやフィルム装着など各操作が難しくあまり見かけなかった。
デザインや沈胴式のギミック、なによりコンタックス、カールツアイス、
そしてポルシェデザインというブランドに
相当の魅力を持ったカメラではあったが憧れで留まってしまっていた。