皆様、お忙しい中あたくしの写真展に足をお運び頂き誠にありがとうございます。名残惜しいですが明日、明後日でお開きです。もっともっとたくさんの人に見てもらいたいと思います。まだお越しでない方も、一度来た人は友人を誘って、今一度マターリしに来て下さい。
今日は日曜日で休館日でした。休館日なのに来ちゃった人のために会場入り口に「せっかく来てくれたのにお会いできないのは余りに残念。すぐ近所で待機しているから携帯に電話下さい。」という貼り紙をしておいた。「日曜休館」のDMへの記載もかなり大きい字にしたので周知されているようで幸いにも電話は掛かってこなかった。待機のために京橋ギャルリー・コパンダールで開かれている福井良宏画伯の個展にお邪魔した。よっちゃんはあたしのカミサンの美術学校時代の友人です。やさしく、穏やかな人柄が滲み出すような素敵な絵です。写真に限らず絵画、彫刻、インスタレーション、色々なクリエイターと話をするととても刺激になります。新たなアイデアや題材が湧き出すときでもあります。街に出るって大事だな、とつくづく感じました。
なんで周辺光量の低下を気にしておるのかというと、いつもEOS5D+シグマ12-24mmの組み合わせでパノラマを撮っているからなのです。フルサイズで12mmはあたしが知っている、というか、買える交換レンズの中で最も広い画角を持ちます。魚眼を除き。魚眼を使わずあくまでも四角い画像からのステッチにこだわっています。精度が格段に高いからです。あ、なんで周辺光量の低下を気にするかのハナシですが、パノラマを作るには一周6枚か5枚に分割して撮って重なり合ったところを曖昧にして繋げていきます。 周辺の落ちが重なり合って空や平面部分に筋ができてしまうのです。繋げる前の素材の段階で周辺光量を補正して滑らかなグラデーションになるようにしなければなりません。 この間仙台に行った時にキー坊に教わったグラデツールで調整レイヤーを使う方法で補正をしたのがこちら。これは保存修正の度にjpg圧縮がかかってしまったからボロボロに荒れていますけれど本チャンはbmpでやるのでもうちょっとマシになります。これをDXOツールにやらせれば更に高精度で手早く修正ができるのかな、と期待しているのです。
EOS5Dで撮るようになってレンズの性能がシビアに反映されることを痛感するようになった。1280万画素もの解像力を持つとその粒々の一つ一つに光を行渡らせなければならないからだ。フイルムで撮っていた頃は、大きくしたってせいぜい大四ッ切ぐらいだった。普段はサービスサイズでちょっとイイかな、って写真はキャビネだった。今は画像があがると真っ先にピクセル等倍でチェックするようになっている。でも考えてみるとピクセルをフルに使うようなケースなど滅多に無く、「デジでいいっスよ」なんてぇ時にはチビた扱いばっかりだったりする。作品のためにインクジェットで出すったって240pixel/inchで刷ると308mmの462mmにもなる。そんな大きなサイズのプリンターなんて何人が持っているのか?要するに”粗探しのためだけで現実的でない”そんな見方をしてあーでもないこーでもないとケチをつけるのはナンセンスだ、という考え方もある。そんなとこ見てないで写真の内容をもっとよく見ておくれよ、というように。あーもー眠たくなっちゃったからこの続きはまた今度。
ちょっとカメラの話を。前の渋谷の夜景写真のピクセル等倍の画像。連絡通路のガラス越しからタイトルのカメラとレンズで撮ったもの。焦点距離は105mm、絞り開放でシャッターが1/10秒。手振れ防止機能が働いてとってもシャープ。歩いている人の足はブレているけど「ここから」のプレートに付いる水滴や黄色い道標の落書き、ビラまで写し込んでいます。歪みが大きかったり、周辺光量が落ちたり、挙句の果てにゴーストがひどくて回収されたり。結構散々なレンズと思っているけれど、とっても便利なレンズです。ゴロゴロ色んなレンズ持って行ったけど、結局これ1本しか使わなかった、なんてことが良くあります。「道具」ではありますがこれもやはり「縁」ですから。文句は言いつつもちゃんと使って愛してあげねばYO!
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